CRAFTSMANSHIP
INTERVIEW
豊かな“庭”の「一期一会」を蒸留する
MORI NO NIWAでは「つくりたい味」を最初に決めるのではなく、日々出会う“素材”と対話しながら考えていきます。
畑を巡れば植物の方から様々な閃めきを与えてくれますし、隣にある洋菓子工房には、良質な香りを抽出できる果物の皮などがあり、つい蒸留したくなる。尊敬する生産者や、蒸留家の方々との出会いからも日々刺激を受けています。毎日が人と素材との出会いに溢れていて、蒸留家としてとても恵まれた環境だと思っています。
一滴のエレメントでも印象は変わりますし、ボタニカルも一日として同じものはありません。全ての一期一会に感謝し 、この地の恵みの“仲介者”としての使命感を感じながら、日々 “MORI NO NIWAという作品”を描く感覚で取り組んでいます。
福島大悟 Daigo Fukushima
石川県出身。富山大学理学部卒業。日本ソムリエ協会石川支部初代支部長。ぶどうの森シニアソムリエ。ぶどうの森蒸留所では全ての工程を担当。ソムリエをはじめ、素材のマリアージュをテーマにしたコンフィチュールや自社ワインなど、蒸留素材を活用した商品開発も行う。
