BRAND STORY
ものづくり
ソムリエとして“新たな食体験”の
クリエイション。
ぶどうの森が営むレストランであり、国内外から多くのフーディーが訪れる「レ・トネル」。世界的建築家・坂 茂氏がサスティナブルな建材「紙管」を用いて設計した実験的な空間を舞台に、耕作放棄地を再生した自社農園から届く採れたての野菜やハーブを用いた、食のクリエイションが日々繰り広げられています。
ドリンクは料理の“添え物”ではなく、その感動をふくよかに拡張する“パートナー”。旬の食材から料理を作り上げるように、ドリンクも自分たちで作ることはできないか?そんな想いを抱いていたソムリエのもとに、コロナ禍で行き場を失った大量のハーブが自社農園から持ち込まれます。「蒸留」なら旬を抽出し保存・活用することができるかもしれない。「ソムリエの探究心」と「農家の無駄にしない精神」から、ぶどうの森の蒸留への挑戦が始まります。
ものがたり
農家として。受け継がれてきた
「土地」への眼差し。
2010年頃から本店周辺の耕作放棄地の再生に取り組んできた「ふどうの森」。農業離れや高齢化で増え続ける耕作放棄地をお預かりしてはバラ園や農地へと転換。その道程で「人×農×自然」をつなぐ景観を創出するプロジェクトなども始動しました。
荒れた土地を再生させるには、地道な作業と年月を要します。損得を超えて私たちがこの活動を続けてきた根底には、農家の出身であり、現在も“いち農業人”であるぶどうの森・創業者の「土地への眼差し」がありました。
先人たちが苦労を重ねて守ってきた田畑や里山を、いかに持続可能な形で未来へ繋いでいけるか。MORI NO NIWAが生まれる“土壌”として、私たちが長年向き合ってきたこの問いがあります。
もりづくり
ぶどうの森の原点回帰。
里山を再生し“新たな循環”を生み出す
一軒の農家としてはじまり、レストランや菓子製造など時代に応じて多様な事業展開をしてきた「ぶどうの森」。「森」とは、多様性や関係性の象徴でもあります。創業40周年を迎え、その全てが有機的に関わり合い、大きな“森”を形成しながら、今、農家としての原点に還ってきています。
耕作放棄地を再生した農園や、里山の間伐材で「物語あるものづくり」を行い、新たな価値を生み出す。そして、日本の多くを占める中山間地でも、里山を活用した取り組みが自立できることを実証したい。持続可能な地域経済を循環させていくシンボルとして、「MORI NO NIWA」を豊かな「庭」へと育んでいきます。
